正直シリアス系はグランベルムとシンフォギアに絞ったのは正解だったと
思います。
ここからは私の雑感として、何を見るとおもろいのかを
僭越ながら語っていこうかと思います。
ネタバレ要素があるので要注意。
できる限りの引き算かつ足し算を感じさせない世界構成
これまでのロボットアニメというと戦争やらロボットの成立理由など
いろいろなものの足し算ってのは避けられない傾向が強く
それが参入障壁の高騰にもつながってた部分が大きかったのですが、
グランベルムでは極力そういうものを感じさせないように、
かつできる限りの引き算で成立させたのもわたしの心を捉えた一つです。
イデオロギー闘争に絞った構成
引き算の典型的な例が「完全に個人同士の戦いに徹した」という部分。
正義を成立させず、それぞれのイデオロギーのぶつかり合いに
集中させるからこそ、登場人物の個性が色濃くなり、
それが戦いの理由足り得るのも、またグランベルムの個性ともいえます。
新月の決断と覚悟
魔力をなくすという決断を本当に下し、故に「代価」として
存在の消失を余儀なくされた新月。
スカイハイで言えば「お行きなさい」(霊として現世にとどまる)
的な結末に近いだろうか。
しかも、敗北により存在が消失してしまったアンナと九音が
戻ることすらなく、闘いの傷痕だけは残るが闘いの記憶は消えてしまうという
さらなる残酷な結末が待っていた。
それでもその先の幸せな世を願った彼女の選択を責められようか。