Amazonプライムなど配信開始に伴い
この67話に及ぶ物語の総括を私なりですが行いたいと思います。
正直言いますと結構複雑ですよね。
いい部分もあるし悪い部分だってある。
これをどう判断していっていいか迷います。
スタートダッシュが効いた第一期*
いきなりの主役交代劇が効いた
まずとにかくスタートダッシュがえげつなかった。
響の死をいきなり提示したところもすごいが
翼と奏の物語で進むと思われていて、
響と未来はストーリーテラー的な立ち位置なのかと当時では思われていたが
(それでも響の主人公オーラが隠し切れてはいなかったけど)
まさか暴走要素を秘めたバトラーとしてのフロントマンに立つどころか
いきなり努力と根性ムーブやり出すとは思わなかったじゃないですか。
桜井了子=フィーネの時限爆弾性によるスリルな展開。
多分なんやけど、シリーズ通しての大ボスとしてはフィーネを超えるボスはついぞ出てこなかったと思います。
いつ了子がフィーネと化すんだろうという
期待と特機部2との知的攻防戦も凄かった。
この頃からの未来の「嫁」というか「妻」っぷりが凄かったわけで。
嫁というより完全に結婚後だったやないかと
突っ込みそうになりましたよ。
ちぐはぐさが見え始めたG
一期の完成度から続編と相成ったGではありますが、監督が変わってからか
ちぐはぐさが目立つようになりはじめました。
あと一歩で殴れる を邪魔する展開が増えだした
これは監督が変わったせいもあるけど、
とにかくウェルがぶん殴られそうな時に調が
邪魔する展開が増えてイラッ💢てくる展開がチラホラ見えだしたのもこの頃から。
* ついに未来が敵の手に落ちる
未来がついに敵の手に落ちて
神獣鏡を纏ってついに響と相対する展開に
ここまでに至る響と未来のすれ違いなどからも
上手く描かれていて、この物語の根幹が
響と未来のラブストーリーであると
改めて認識させてくれました。
人々が繋がったことからの始まりの歌
のちにエクスドライブと呼ばれるフォームへと変わる際の「始まりの歌」に至るまでの
マリアの物語も含めて本当に盛り上がりましたよ。
あまりにも目のあてられなかったGX
ついに人間描写がおそ松もといお粗末になってきた。
シンフォギアシリーズの特徴として
「詩的かつ時代劇がかった台詞回し」があるが
このシリーズではそれにかまけすぎたあまりか
あまりにも人間描写がテンプレート化しはじめて以前おりあそ氏がラブライブに対して言った
「人間描写を放棄した」状態になってしまっていた。
最大の汚点 ウェル博士の英雄的殉死
一番私がこのGXに対して怒っているのが
ウェル博士の英雄的な殉死だろう。
ええ?と思ったし
当時めちゃくちゃぶち切れて
ツイッターで荒れてたけどウェル信者がえらい噛みついてきだ挙句
「博士は英雄的な死に方なんかしてない」なんてダブルスタンダードかましてきたり
「お前は自分が好きな展開になればそれでいいのか」だの
「チラシの裏に書け」だの言ってきて
これをニコニコ大百科に書こうものなら即消されてたからな。
何にもわかってねえ、って思いましたよ。
結局あの殉死(笑 で
ウェルの旨みが完全に死んでしまいましたよ。
無残に惨めに死んでくれた方が遥かに美味しいキャラでありそう回っていたのに。
新曲を期待していたラストがこれかい
もう一度始まりの歌を使ってしまったことが、
GXをシリーズ底辺として決定づけてしまった
一つの要因だろう。
お客様としては最後の戦闘シーンの「新曲」を
期待していたのがスカされた形になって
盛り上がりに欠けるラストシーンになってしまったのではないでしょうか?
続きは次回に。