正直に言わせてもらうんだけど
富野由悠季監督や高橋良輔監督の世代は
戦争を肌で体感してきた世代ですよね?
銀河英雄伝説の原作者の田中芳樹先生は
全共闘やあさま山荘をリアルタイムで過ごしたわけでしょう?
やはり戦争や闘争の類をリアルタイムでの体感があるからこそあの戦争物語を書けたのではないか?
岡田麿里や長井龍雪の世代といえば
戦争がほぼ絵空事であり
オウム事件などのえせ宗教テロくらいなもの。
あさま山荘あたりをリアルタイムで経験しなければ滅びの物語に説得力を持たせることが出来なかったのではないか?
岸辺露伴も言っているが
なによりも体験に勝るものはない。
そして体験以上のものは書けないのだ。
つまり、岡田麿里や長井龍雪に滅びの物語を扱うにはあまりにも荷が重すぎたのではないのか?
そう、両方滅ぼすという覚悟がなかったのだ。
覚悟なき者に滅びの物語を書く資格はない。