いよいよダラスで開幕したG1クライマックス。
前例のない海外開幕戦。
ただ、客席の一部を封じていたのは気になりますが。
オスプレイvsランス・アーチャー
大物狩り、といきたかったオスプレイですが、
さすがにスーパーヘビー級のパワーの前では
敵わなかったのか、徐々にランスのペースへ流れていった感が。
にしても毎度惚れ惚れするオスプレイ。
EVILvsバッドラック・ファレ
屈辱の反則決着のリベンジもあり、期するものがある今やお子様たちのハートを鷲掴みのEVIL
一方でファレの悪の「敬礼」ムーブ。
どうあがいても我々にはあの人へのリスペクトを感じずにはいられません。
レフェリーを巻き込んでしまったのはEVILのミスですかねえ。
まさか急所やるとは思わんでしょ。
SANADAvsザック・セイバー・ジュニア
ヨシハシ戦でストロングスタイルは死んだ、
と宣言したザックではあったもののなんのなんの。
真田のレスリング能力はやはりいつシングルのベルトを巻いても不思議ではないと思わせる説得力がさらに増してきました。
ラウンディングボディプレスを餌にするのってなかなかできませんよ。
にしてもザックはどこからでも極められるから
それを上回る真田が相手だと本当に名勝負でしかないですよ。
これでブリティッシュベルトのフラグが立ったわけです。
飯伏幸太vsKENTA
この二人には「今年覚悟して新日リングに立つ」という共通のドラマがあり、
飯伏が洗礼を叩きつけるか、それともKENTAが
挨拶がわりの一勝をもぎ取るかどっちなのか
という一点でしたが、さすがお互いかつてタッグで対角線に立った同士、相手の引き出し方をわかってらっしゃる。
最後はKENTAのGO TO SLEEPの前に飯伏が敗れてしまいました。
オカダ・カズチカvs棚橋弘至
「今の現在進行形の新日本」をアメリカに見せつけるには
もってこいのカードをいきなり組んできたという感じです。
今でこそ共闘関係にありますが、対角線にたったとあらば全力で戦って勝ちに行く。
その当たり前を体現できてこそプロレスラーという概念に忠実。
本当にエース同士の意地のぶつかり合い。
最後はオカダが上回りましたが、
ハイフライを解禁してきた棚橋のG1への覚悟たるや。
去年のエリートに足りなかったものをこの新日の二枚看板は体現してくれていて、こりゃ確かに新日人氣出るわって思いました。
ベストバウトは?
やはり技術面ではSANADAザックに勝るものはないです。
ドラマ性で言えば飯伏KENTA
今の新日のアピール面ではオカダ棚橋ということになりますね。